レゴブロックのための3次元近似形状組み立て支援システムに関する研究

概要

 レゴブロックはブロック同士を組み合わせ任意の形状を作って楽しむものであり、一般的に子供の玩具として親しまれていますが、近年はレゴブロックによるアート作品の制作も盛んに行われてきています。

 しかし、制作時には大量のブロックと広い制作場所を要するため、 制作前にブロックの種類、配色、総数、組み合わせを十分検討する必要があります。

 本研究では3Dポリゴンモデルデータと使用ブロックの種類や個数の制約条件を入力として与え、物理法則に基づいて実際に配置する場合の安定性を考慮した上で、これをレゴブロックによって近似表現した3Dモデルを仮想空間内に自動生成するレゴブロック制作支援システムを開発しました。

図:実際に3Dモデルが組み上がっていく様子

動作ムービー

苦労した点

 実際に制作可能であるためには、全てのブロックが地面と接地しているブロックに繋がっている必要があります。それを実現するためのブロック配置方法を考えるのに苦労しました。